2017.08.24

あの日のことを思い出しながら、今日もロウソクに火を灯す。右手に持ったライターは、風に流されて「好きだ」と思ってしまったあの人に禁じられたタバコの残骸である。

そんなあの日は、そんなに暑くもなかった。季節の変わり目は、リアリティよりももっと大きな、シャボン玉みたいな風船を膨らまして、首を長くして待っている。

深夜2時。明日は、来たのだろうか。そんなことは忘れて、闊歩したあの公園、あの世界のことを思い出す。

「あの世界」は、この世界に存在している。この世界は、「あの世界」が故存在している。そんなあの日のことを思い出しながら、昨日のことを思い出す。

忘れてしまったのだろうか。都市のせいや年のせいにしてしまいたい明日は、今日が故、夢見ることができる。

そんなあの日のことを思い出しながら、今日も深い眠りを期待して、目を瞑る。

おやすみ。

あの日のことを忘れられなかった今日、

今日も、ありがとう。

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