2017.06.17

いつか忘れた遠い昔、

少年は初めてセックスをした

少女はその場所を「愛」と呼んだ

物語はそれだけで完結していた

そのうち2人は、可能な限り遠くへ旅立った

風に乗った「生」は凡ゆるものと交わった

終わらなくなった物語を眺めても、

絶望を感じることはなかったが

終わりを夢見て、

終わらなかった明日を夢見た

畑に植えられていた野菜や、定期的に電球交換がなされる街灯だけがこの物語の続きを書くことができる、らしい。
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